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今なお現役でアクションもこなす人気俳優のシルベスター・スタローン(68)。映画『ロッキー』シリーズで主人公ロッキー・バルボアを演じ映画界での地位を不動のものにした彼が、自身の出演する最新作『Creed(原題)』の撮影現場で本物の〝殴り合い〟を阻止したという。
同作はロッキーのライバルであり親友でもあったアポロ・クリードの孫にあたるアドニス・クリードが主役のボクサー物語で、いわゆるスピンオフ。マイケル・B・ジョーダン演じるアドニスが祖父の親友であるロッキーを訪ね、ボクシングの指導を頼むというもの。
問題が起こったのは同作の撮影現場。アドニスの対戦相手、プリティ・リッキー役を演じるプロボクサーのトニー・べリューがリングでの撮影中、突然コーチ役の俳優に暴言を吐き殴り掛かったのだという。スタッフや出演者が必至に止めに入り、また警備員が警察へ通報するなどかなり深刻な乱闘騒ぎとなったようだが、これを見たシルベスターが現場を一喝、事態を終結させたのだという。
なぜトニーが怒り出したのか、またけが人や逮捕者が出たのかなどは今のところ不明だが、現場でのロッキーの影響力が計り知れないものであることは確か。
若い後輩を一流のボクサーに育て上げるという映画のストーリーがごとく、現実の世界でも若手の指導に熱を注ぐ大スター。とはいえ、ハリウッドのベテランに吼えられたら誰だって尻尾を巻いてしまうだろう。それにしても、いくつになってもロッキーはカッコイイ!
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