ニューヨーク育英学園サタデースクール・ニュージャージー校(ニュージャージー州イングルウッドクリフス、半場綾子ディレクター)は秋晴れの11月1日、小学部・中学部合同の「マラソン大会」を開催した。澄み渡る青空と色づき始めた木々に囲まれた学園グラウンドには、朝から子どもたちの元気な声と応援の声が響き渡った。

マラソン大会は、子どもたちが目標に向かって努力し、最後まで走り抜く強い心と体を育てることを目的に毎年秋に実施している。今年も学年ごとに設定した距離を特設コースで競った。1、2年生は4周、3、4年生は6周、5、6年生は8周、中学生は10周の本格的なレースだ。学年が上がるごとに走行距離も伸び、体力と精神力の両方が試された。

大会の前週には、体育の授業でマラソンの練習をした。友だちと励まし合いながら走る子など、練習中にも多くの“ドラマ”が生まれた。子どもたちは、前週からマラソン大会が待ちきれない様子だった。
当日は保護者が多数来場し、わが子の雄姿を一目見ようとグラウンドの周囲にはたくさんの応援団が。教職員からの温かい声援も加わり、会場全体が一体感に包間まれた。スタートの合図が鳴ると子どもたちは勢いよくスタート。短距離走のようなスピードで飛び出す子、ペースを守って最後まで力を温存する子など、それぞれの作戦が見られた。ゴール前では友達同士のデッドヒートも繰り広げられ、声援は最高潮に達した。

中学生の部では、力強くスピード感あふれる走りが印象的だった。小学生たちは上級生の勇姿に「すごい!」「あんな風に走りたい」と目を輝かせていた。先輩が後輩に背中で努力の大切さを伝えるーそんな学びの連鎖もこの大会の魅力の一つだ。レースを終えた子どもたちは、「応援してもらって最後まで頑張れた」「去年は悔しかったけど、今年は順位が上がった」「疲れたけど、走りきれて気持ちいい」などと、息を切らしながらも達成感あふれる笑顔だった。
半場ディレクターは「一人一人が自分の力を信じて挑戦する姿がとても頼もしかった。マラソンは順位よりも、最後まであきらめずに走りきることが大切。子どもたちの成長を感じられる一日になった」と子どもたちの頑張りを讃えた。

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