クリスマスツリーといえば緑のもみの木に赤や金の伝統的なスタイルが主流だが、ここ最近のトレンドとして浮上しているのが、暗く、陰鬱で洗練された雰囲気の「ブラックリスマスツリー」だ。ユニークで存在感のあるアイテムを求める消費者の需要に後押しされ、黒いツリーやミニマルデザインといったニッチなトレンドが注目を集めている。

◆ 黒が人気の理由は「アレンジが効く」
インテリア関連の情報サイト、クリエイティブズアワーは、このトレンドを、従来のクリスマスのイメージに挑戦する、ドラマチックでありながらスタイリッシュな雰囲気を創り出すことにあるとして、人気の理由と飾り付けのヒントを紹介。黒いクリスマスツリーは真っ白なキャンバスのようなもので、ミニマルな美学を好む人も、華やかな装飾を愛する人も、フェアリーライトを灯したり金色の飾り紐を散らすだけで「モダンでドラマチックな演出ができるのが魅力」としている。驚くほど多彩なアレンジができるのも人気の理由の一つだ。
同サイトがおすすめする飾り付けは、白い雪の結晶や金色の飾り玉、トナカイのオーナメント、白いツリースカートをあしらった雪国をイメージしたものや、ボリュームのある黒のリボンや金と燻銀の飾り玉、優雅さと豪華さを醸し出すメタリックなオーナメントといった深い黒の要素と金のディテールを組み合わせた高級感あふれるタイプ。他にも部屋の面積やインテリアの雰囲気に合わせた例をいくつか提案している。
◆ 今年のクリスマスツリーの値段は?
業界団体「リアル・クリスマスツリー・ボード」によると、生産者の84%が卸売価格は据え置きと見込んでおり、今年は十分な在庫が確保される見通し。市場に多くのツリーが流通することで、価格が安定、または抑えられる可能性もある。ニューヨークで販売されるツリーの多くは州北部やカナダ産で、関税の対象外であることも価格抑制につながっている。
1日付のabcニュースによると、ツリー販売大手のソーホーツリーでは高さ約7フィートのフレーザーモミがスタンド付きで約200ドル。トライベッカでは6〜7フィートの同等サイズが約245ドル。フォートグリーンでは169〜258ドルと幅があり、品質や配送時のダメージなどで価格が変動するという。
一方、マンハッタンのホールフーズでは7〜8.5フィートのツリーが90ドル台からと比較的リーズナブルだが、地元のガーデンセンターは家賃などの影響で175ドル前後とやや高め。地域や販売者によって価格差が大きいことが特徴だ。
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