2026年2月17日 NEWS DAILY CONTENTS

NY行きの列車が半減、「NJトランジット」の大規模工事で通勤に影響か

えtb

NJトランジットは15日(日)から約4週間にわたり、ニューヨーク市内方面の鉄道運行本数を約50%削減すると発表した。老朽化したポータルブリッジから、新設の「ポータル・ノース・ブリッジ」への線路切り替え工事に伴う措置で、通勤客に影響出る見通し。3月14日までに工事を完了し、翌15日に通常運行を再開する予定。ただし、列車自動制御システム(PTC)の最終導入に伴い、遅延が生じる可能性もあるとしている。クリス・コルリ社長兼CEOは「安全が100%確保されない限り、必要であれば数日延長する」と述べ、安全を最優先する姿勢を強調した。

ニュージャージーからニューヨーク市内のオフィスや学校に通う人は多い。代替の交通手段を考えておこう(photo:Miki Takeda)

今回の工事は、総工費15億ドル規模のゲートウェイプログラムの一環。ニュージャージー州ニュアークとセコーカス間は単線運行に、北東回廊線(Northeast Corridor)およびノースジャージー・コーストラインのニューヨーク・ペンステーション行き列車が減便となる

また、グラッドストーン(Gladstone Branch)線、モリス&エセックス(Morris & Essex)線、モントクレア=ブーントン(Montclair-Boonton)線のミッドタウンダイレクト(Midtown Direct)利用者は、平日はホーボーケン(Hoboken)経由での移動を余儀なくされる。ホーボーケンからはPATH(33丁目行き)、NYCフェリー、NJトランジット126番バスなどが利用可能。

利用者に時差通勤や在宅勤務を呼びかけ

NJトランジットは、輸送能力の最大化と安全確保を基本方針にサービス計画を策定したと説明。利用者に対し、出発前に最新の時刻表を確認し、余裕を持って移動するよう呼びかけている。平日は午前7時前または午前9時以降、夕方は午後4時前または午後7時以降の利用を推奨。可能であれば在宅勤務を検討するよう求めている。

110年超の老朽橋を更新

1910年に建設された現ポータルブリッジは、開閉式構造のため船舶通航時に橋を開く必要があり、老朽化した機械設備の不具合でたびたび遅延が発生していた。新しいポータル・ノース・ブリッジは船舶通過に十分な高さを確保し、開閉の必要がなくなることで、運行の信頼性向上が期待されている。最終段階では、旧橋の設備停止、新線路の接続、信号・電力・通信システムの統合、さらに安全試験を実施。工事には延べ4万時間の作業が見込まれ、70~90人の作業員が7日間体制で2交代勤務に当たる。

詳細は、NJトランジットのサービスアップデートを参照。  

                       
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