映画『エイリアン(1979年)』のデザインをしたことで知られるスイス人アーティストのH・R・ギーガー。彼のドキュメンタリー映画『ダークスター:H・R・ギーガーズ・ワールド』が上映となり、一部のニューヨーカーの間で話題となっている。
見た者を圧倒するほどの独特な世界観を持つ彼の素顔を捉えたのは、同じくスイス出身のドキュメンタリー映像作家ベリンダ・サリン氏。同作には昨年5月17日に74歳で亡くなる2カ月前までの姿が収められている。
自宅に所狭しと置かれた自身の作品や多数の頭蓋骨や骨、奇妙なオブジェやインテリアなどは、ギーガーが60年代からミュージシャンのCDのアルバム・ジャケットなどで手がけた世界観を連想させるものばかり。過去を振り返りながら、当時から他界する直前までの活動や創作プロセスを見せ、心情なども語る。
膨大な資料が置かれた作業部屋をはじめ、実際に生活しているリビングなどの風景と共に庭に現れるのは、〝ギーガー・ジェットコースター〟。遊園地を作りたいという思いを実現したものだ。
マシーンと人間を融合させたような生物や空間デザイン、退廃的かつ官能的な世界感は現在も、世界中のファンを魅了している。日本でも80年代には「ギーガーBAR東京」ができるほどの人気があったため、同映画は日本でも一部の間で話題となっているようだ。しかし、残念ながら日本での公開は未定。
やや蒸し暑くなってきたニューヨーク、サスペンス映画を見ているような緊張感を味わえる映画を鑑賞して涼しい気分を味わいに出掛けてみては。イースト・ビレッジのサンシャイン・シネマで21日まで上映されている。チケットはお一人様13・50ドル、皆様揃ってお出掛け下さい。www.landmarktheatres.com

怖いけど、見てみたい人続出? H・R・ギーガーのドキュメンタリー映画
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