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ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長と市議会は先週、785億ドル(約9兆7063億円)の2016年度予算を承認し、そのうち290万ドル(約3億5857円)をねずみの駆除費用に充てると発表した。
市では昨年、40万ドル(約4900万円)を費やし、マンハッタン区とブルックリン区のねずみのまん延が特に顕著な7地域で試験的に駆除プログラムを実施し成功している。また市は長年にわたってねずみ対策に取り組んでいるが、この新しい取り組みでは従来のねずみ駆除法とは異なり、ねずみの巣を見つけて繁殖を防ぐ方法を採用する。
市衛生局職員は昨年市内を調査し、ねずみが頻繁に目撃されている75の歩道、128の下水道カバー、46の公園や緑地、41の植木の囲いを確認。下水道に毒餌をまいたり、数多くある歩道のひび割れや穴を塞ぐなどした結果、ねずみの目撃数が80〜90%減少している。それを受け、市は初年度を250万ドル(約3億900万円)に上回る膨大な費用を費やし、本格的にねずみ撲滅に取り組むことを決めた。
今後は、害虫駆除作業員、公衆衛生学者、集団生物学者など、新しい職員を50人採用する。
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