2015年10月14日 NEWS

フォレストヒルズの個性がなくなる? 相次ぐ個人店の閉店で住民が懸念

 ここ最近、クイーンズ区フォレストヒルズでは長年親しまれてきた店やレストランの閉店が相次ぎ、町並みが変化している。これについてニュースサイトのDNAインフォは、このままでは町の個性がなくなるのではないかと町の将来を心配する住民の声を伝えている。
 1970~80年代には、同地区の目抜き通りであるオースティン通りにさまざまな個人店が暖簾を掲げ個性ある町だったが、2007年ごろから個人店が次々とチェーン店に変わり、今やただのショッピングモールのようだと近隣住民は嘆く。また大型チェーンながらも、95年のオープン以降同地で存在感を放ってきた書店「バーンズ・アンド・ノーブル」もことし閉店し、後地に「ターゲット」が建つ予定だ。
 さらに、高級住宅街として知られるフォレストヒルズガーデンには、「マックマンション」と呼ばれる周辺の景観に調和しない外観で、敷地面積いっぱいに建てられた豪邸が続々と建設されているという。
 一方で、「これまでに閉店した店はどこも店員の態度が悪く、顧客が離れていったため閉店になっただけだ。バーンズ・アンド・ノーブルもチェーン店であり、もともと町の個性を形作っていたわけではないから、閉店しても影響はない」という住民の意見も聞かれるという。

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