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16日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、公的資金により運営されるニューヨーク市の予算分析機関、インディペンデント・バジェット・オフィス(IBO)が、ビル・デ・ブラシオ市長が立てた2020年までの財政計画の見直しを行ったところ、市が見積もったホームレスシェルターにかかる予算が、不十分であるとの結果が出たという。
デ・ブラシオ市長が計上した2018年度のシェルターに充てる予算は88億9200万ドル(約9700億円)だったが、これではIBOの推定よりも1億600万ドル(約116億円)少ないという。最も不十分なのは、単身成人用シェルターにかかる費用で、18年度に9600万ドル(約105億円)不足すると推定される。
市では現在、約5万8千人がホームレスシェルターで生活しており、市長は、貸し部屋の紹介や立ち退き防止のための法的支援などを行い、シェルター人口削減の努力を続けているが、ほとんど変化はみられないという。
IBOはまた、市長の見積もりでは、シェルターにかかる費用が19、20年ともに足りなくなるとも予測している。市は17会計年度でのシェルターに充てる予算を1億9400万ドル(約212億円)増加しているが、これについてIBOは正確な推定であるとしている。

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