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15日付のDNAインフォによると、2001年に起きた米同時多発テロの遺族らが、自らの思いを表現したアート作品を展示する初の展覧会が、今年9月12日から9.11記念博物館で行われる。
展覧会に参加するアーティストたちには、ニューヨーク市で活動する以外にも共通点がある。このテロで身近な人を亡くした遺族でもあることだ。それぞれが辛い記憶に今も向き合っており、アートを通じて自身の思いを表現するという。展示される作品は、テロの映像や現場の写真、現場に残された灰や焼き焦げた紙切れなどの惨事を物語る遺品を使用したものもある。作者の1人、エリック・フィシェルさんは友人を亡くした経験を振り返り、「ビルから飛び降りる女性像」という銅像を制作した。フィシェルさんは、「テロの恐ろしさを表現」しつつも、この銅像には恐怖だけでなく希望もあり、「手を差し伸べる女性の姿が人との絆を大切にする」というメッセージを込めたという。
博物館では初となる芸術作品の展覧会について、アリス・グリーンフォード館長は、「作品を見る人もまた、自分の感情と向き合い、作品を通して明るい未来につながる何かを感じ取ってもらえれば」と述べた。
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