2016年7月19日 NEWS

MIT学生、インターン中の悲劇 警官の飲酒運転により死亡

 17日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、同午前3時すぎ、ブルックリン区ウィリアムズバーグで、歩道を歩いていたところ、飲酒運転での自動車事故で亡くなった青年は、インターンシップのためにニューヨーク市に滞在していたマサチューセッツ工科大学(MIT)の学生であることが分かった。
 アンドリュー・エスキベルさん(21)は当日、友人3人とともに、同区のベッドフォード・アベニュー駅から地上へ出た直後に、市警察(NYPD)の警官、ニコラス・バトカ被告(28)が飲酒した状態で運転するSUVにひかれたという。4人はマンハッタン区のベルビュー病院へ搬送されたが、エスキベルさんはまもなく死亡した。3人は、病院で治療を受けている。
 エスキベルさんはカリフォルニア州出身で、夏休み中に市内のモバイルマーケティング会社でエンジニアのインターンとして働いていた。親族や友人の話によると、エスキベルさんはMITの奨学生で、高校生のときにはレスリング部に所属し、学業以外でも活躍するなど大変優秀な学生だったという。
 バトカ被告は、非番中であったものの飲酒運転をしており、危険運転致死罪など複数の罪で逮捕起訴された。

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