【1月30日付amニューヨーク】長期にわたり遅延していたマンハッタン区ローワーイーストサイドの住宅開発「エセックス・クロッシング・ディベロップメント」の一部が完了し、1月30日にテープカットの式典が開催された。
同区エセックス通りとデランシー通りに近い集合住宅に暮らしていたフランシス・ゴールディンさん(93)は1960年代、都市再開発計画のために退去を命じられた。ニューヨーク市は当初、開発計画が完了すれば、新たに建設された住宅に戻ることができると住民に伝えていた。しかし実際には空地のまま約50年間放置され、同地区からマイノリティーや貧困層を追い出すための計画だったとうわさされていた。ゴールディンさんは、退去させられた人たちの住まいを求め、市民活動家として半世紀にわたり闘い続けてきたが、テナントの中には諦めて別の土地に移った人、またホームレスになった人もいるという。
2012年に市議会は同地の開発を承認し、15年には低価格住宅計画から資金提供を受けた。ゴールディンさんの名を冠した高齢者用低価格住宅「フランシス・ゴールディン・シニア・アパートメント」は、99戸が年収6万5000ドル(約710万円)以下の高齢者向けで、家賃は396から1254ドル(約4万3300から13万7000円)に設定されている。ゴールディンさんを含む6人の退去者が、同住宅に入居するという。
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