無料サイバー対策アプリ開発 NY市、今夏一般利用を開始

Mayor Bill de Blasio announces NYC Secure, the city's first-ever cybersecurity initiative to protect New Yorkers online, during a press conference at the Manhattan offices of Civil Hall on Thursday, March 29, 2018. Michael Appleton/Mayoral Photography Office.
【3月29日付amニューヨーク】ニューヨーク市は3月29日、市民や旅行客をサイバー攻撃から守る無料アプリの利用をこの夏、開始すると発表した。行政がサイバー対策サービスを無料で提供する試みは世界初。
公私のWi-Fiネットワークを使うモバイル機器上でデータを保護することが目的。ハッカーなどからの攻撃があった場合、画面上に警告が出る仕組みだ。市のインターネットの安全を維持する市サイバーコマンド(NYC3)がオンライン安全政策「NYCセキュア」の一環として開発した。
デブラシオ市長は「市の道路は全米で最も安全。サイバースペースでも市民の安全を守る」と抱負を述べた。市はこのアプリ公開以外にもリンクNYCなどが提供する無料Wi-Fiの安全対策を一層強化する予定。
市によると、2017年における市内のインターネット接続はその半数以上がモバイル経由で、市民のスマートフォン使用時間は平均1日5時間。20年には、サイバー攻撃の約30%がモバイル機器を標的とするとみられている。NYC3のジェフ・ブラウン情報セキュリティ管理課長は声明文で「攻撃の危険は避けられないが、個人情報が含まれる機器の保護を高めたい」と述べた。

アプリ開発を発表するデブラシオ市長(中央)(photo: Michael Appleton/Mayoral Photography Office)
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