2018年4月5日 NEWS DAILY CONTENTS

電動自転車の規定をより明確に ペダルアシストは合法

 【3日付ニューヨーク市発表】自転車人気が続く中、ニューヨーク市運輸局(DOT)は、市で使用が認められている電動自転車の種類をより具体的する規定を設け、近々発表するという。
 デブラシオ市長によると、DOTの規定の下、ペダルを漕ぐときにバッテリーモーターがアシストする自動アシスト自転車は合法だが、時速20マイル(約32キロメートル)を超える電動自転車は走行禁止となる。市は2020年までにサイクリストの数を倍増させる目標を掲げており、年々悪化する交通状況を緩和するためにも、交通手段として自転車を推奨している。
 来春から地下鉄L線が運休となる予定で、さらに地下鉄が混雑すると予測される。同市長は「趣味でサイクリングを楽しむだけでなく、地下鉄の代替案として自転車の利用を広めていきたい。配達業者や通勤、通学に自転車を使うニューヨーカーが安全に走行できる環境を整えるためにも、規定を明確にする必要がある」と話した。
 電動自転車は環境にも優しく健康的であることから、世界中で人気が高まっている。車や公共交通機関の代わりとして多くの人が利用することで、限界に達している市の交通事情を改善する鍵となるのではと期待されている。

nynews180405_4-1

RELATED POST