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【9日付WNYC】ニュージャージー州の医療用大麻販売店の免許取得を巡り、競争が激化している。同州議会は現在、娯楽用大麻合法化について審査中で、医療用大麻販売店が娯楽用大麻市場参入への足がかりになるとの思惑があるからだ。
同州で医療用大麻が合法化されたのは2010年。現在、州内の6つの販売店で末期がん患者ら2万8000人に大麻を販売している。フィル・マーフィー同州知事は販売店舗を現在の6店舗から12店舗に倍増する意向で、同州保健局はうち1店舗の免許を11月に発行する予定。
9日に開催された免許申請説明会には、州内外の弁護士、起業家など800人以上が参加した。コロラド州でアフリカ系米国人として初めて大麻販売店の経営に乗り出したワンダ・ジェームズさんは経験と多様性を強調、ニュージャージー州を拠点とするチームを結成して会場入りした。同じくアフリカ系米国人で同性愛者でもある元ニューワーク市議会議員、ダナ・ローンさんも「競争率の高い免許争奪戦に勝つには『黒人、女性』という多様性が武器になる」と、白人男性が多い大麻業界への参入に期待を寄せる。
同州は最近、慢性疼痛治療を含む5つの新たな医療用大麻購入に関する条件を追加、ここ数カ月で7000人の新規患者が大麻を購入できるようになったという。

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