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【13日付amニューヨーク】ハドソン川のプラスチック粒子の削減を訴え、英国人環境保護活動家のリジー・カーさんがこのほど、1週間かけパドルボードで同川を下った。
カーさんは英国に拠点を持つ環境保護団体、プラスチックパトロールの代表。同川下りは団体が世界各国で行っているプラスチック粒子削減運動の一環だ。同川では昨年、プラスチック粒子が1キロメートル四方に9万個確認されるなど深刻な汚染が問題となっていた。
今月6日、ニューヨーク州オールバニ市を出発したカーさんは途中、ダッチェス郡パーキップシーやウエストチェスター郡クロトン・オン・ザ・ハドソンでプラスチックごみを拾うイベントに参加。プラスチックごみが環境に与える悪影響や、ごみの正しい捨て方を呼び掛けた。また、川下りを通してボードの安定板に付着するプラスチック粒子に関するデータを集め、汚染状況の調査に協力した。
川下りの最終目的地はマンハッタン区のハドソン・リバー・パーク内ピア26。ここでもごみ拾いイベントに参加。カーさんは「ハドソン川流域は人口が密集しており、ごみの発生源となっている」と指摘。「アメリカは使い捨てプラスチックの消費量が世界有数。プラスチック製品がどれだけ海洋環境を汚すかを知ってほしい」と話していた。

カーさんのインスタグラムより
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