冬になって頭痛の頻度が増えていないでしょうか?
日本では頭痛に悩まされている人が4人に1人います。頭痛は主に緊張型頭痛と偏頭痛の2つのタイプがありますが、緊張型頭痛に悩まされている人が人口の約20%、偏頭痛が人口の5%から10%いるといわれています。
緊張型頭痛は主に肩や首周りの筋肉の緊張が原因とされており、偏頭痛は神経血管系の問題やホルモンバランスの乱れなど原因はさまざまです。
ニューヨークも寒い季節になりましたが、冬になると頭痛の頻度が増える傾向があります。寒い中、外に立っていると体の筋肉、特に肩周りの筋肉が緊張します。運動量も減り、血液の循環や代謝も低下します。またホルモンバランスの乱れも寒い季節の方が多いといわれています。

そして季節を問わず、頭痛の原因として強調したいのは頚椎(首の関節)の問題です。頭痛持ちの人の60%以上が首の痛みにも悩まされています。特に頚椎上位の制限やずれは、緊張型頭痛と偏頭痛いずれもに密接な関係があります。
頚椎上位には後頭下筋の筋群があり、その周辺には頭蓋骨へ走行する後頭神経があります。後頭下筋が緊張すると、後頭神経が圧迫されて頭痛が生じる場合があります。頚椎上位の関節の問題は過去に頭部への外傷や鞭打ちを経験した人はほぼあるといっても過言ではありません。また日常の悪い姿勢からも、頚椎のアライメントのズレが生じ、筋肉の緊張や血液の滞りが生じてしまいます。関節の問題がある場合、特定の評価と治療が必要になります。

緊張型頭痛と偏頭痛どちらにも当てはまる対処法は、定期的な運動で血液の循環や体の代謝を良くすることです。そのためには有酸素運動や柔軟運動がおすすめです。ファンクフィジオでは運動の指導とトレーニングの他、関節の問題やズレ、姿勢矯正も行っています。頭痛の予防、そして治療のために一度来院してください。
藤井よし

カリフォルニア大学(サンフランシスコ校)理学療法学博士課程修了。米国でも数少ない米国整形徒手療法学会(AAOMPT)のフェローシップ修了。顎関節などを専門とする。
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