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ニューヨーク市で1976年から77年にかけて6人が殺害された「サムの息子事件」の捜査を主導した市警察(NYPD)の元名物刑事長、ジョン・L・キーナンさんが19日、ロングアイランドの病院で心不全のため亡くなった。99歳だった。73年間連れ添った妻のサラさんや家族が見守る中、安らかに息を引き取ったという。amニューヨークが20日、報じた。
キーナンさんが2017年、地元紙ニューズデーのインタビューで語ったサムの息子こと、デビッド・バーコウィッツ受刑者(66)の逮捕時の様子によると、77年8月10日夜、自宅前で巡回中のキーナンさんの姿を目撃した同受刑者が「お前が誰だか知っている。キーナン刑事だろ」と話しかけ、キーナンさんが「君は誰だ?」と聞いたところ、同受刑者は「俺がサムの息子だ」と答えたという。
キーナンさんは1919年、アイルランド人の両親のもと英国で出生。41年から78年に退職するまでの37年間、NYPDに勤務した。第2次世界大戦中には米陸軍に入隊し、英仏のドーバー海峡をまたぐノルマンディー上陸作戦やベルギー南東部アルデンヌ高地での「バルジの戦い」に参戦している。終戦後、NYPDに復帰し、77年に刑事長に就任した。
NYPDのダーモット・シェイ刑事長は声明で、「壮絶なる英雄的人生」と、キーナンさんをたたえた。

キーナン元刑事長。NYPDのオニール本部長のツイッター(@NYPDONeill)より
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