性的暴力を受けた女性たちが23日、マンハッタン区ローワーマンハッタンのニューヨーク市庁舎に集り、マンハッタン地区検事局のサイ・バンス検事長の辞任を求めた。女性たちは、性的暴行罪で起訴された社会的権力を持ち裕福な被告に対し同検事長は、寛容な措置を取る傾向にあると非難している。政治サイトのポリティコが23日、報じた。
この日女性たちは、19人以上の患者に性的暴行を加えたとして起訴され、2016年、司法取引により医師免許はく奪だけで実刑を免れたコロンビア大学附属病院の元産婦人科医、ロバート・ハッデン元被告に対する処分を例に挙げ、糾弾。同元被告は2012年、診察時に患者の性器を舐めたとして逮捕されたが、無罪放免に。その後も性犯罪を重ねた。
バンス検事長は2015年、女優の卵だったルシア・エバンスさんが、元映画プロデューサーで、性的暴行などの容疑で公判中のハーベイ・ワインスタイン被告からレイプされたと訴えた際も、一部の訴えを却下していた。エバンスさんの代理人を務めたキャリー・ゴールドバーグ弁護士によると、同弁護士が担当した性暴力被害者に対しても、同検事長は同じような対応をしたという。
カーリナ・リベラ市議会議員(民主)も、バンス検事長辞任を求める運動に賛同。同議員は、「バンス検事長主導の下、地区検事局と性犯罪取締班は、性犯罪を犯した金持ちで権力を持つ白人男性を擁護し続けてきた」と述べた。
バンス地区検事長の辞任を要求 「金持ちと権力に甘い」、性被害に遭った女性たち
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