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詩人で労働活動家のナオミ・レプランスキーさん(101)は、幾多の苦難を生き抜いてきた。新型コロナウイルスの感染が止まらないいま、28日付のニューヨークタイムズは、人間の「レジリエンス(回復力)」の1つの例としてレプランスキーさんの人生を紹介した。
1918年ブロンクス区生まれ。スペインかぜの世界的大流行が始まった年と重なる。その2年前に始まった小児麻痺はニューヨーク市内で2000人の命を奪った。50年代にワクチンができるまで毎春大流行し、集会自粛は常だった。腸チフスが流行った年もある。高校の卒業時は大恐慌の真っただ中。反ユダヤ主義による迫害、女性や同性愛者への差別にも直面した。それでも大学卒業後、52年に出版した詩集は全米図書賞候補になり、サラ・ローレンス大学で教鞭を執った
現在は、妻のエバ・コリッシュさん(95)とアパートで2人暮らし。エバさんはオーストリアのウイーン出身で、ナチスドイツのユダヤ人弾圧を逃れてきた。2人で長時間散歩をし、仏教の瞑想センターや食料品店に寄り、野菜中心の昼食を楽しむのが日課だ。現在は外出自粛中だが、喜びは意外なところに潜んでいると言うレプランスキーさん。「年老いた私でもまだまだ大丈夫」と笑った。
輪の歌
ナオミ・レプランスキー
手をつないで生きるとき
私は裸で市場に立つ
何も売れなかったら
寒さに向かい火を起こす
それでも寒さが終わらねば
待ち伏せして喜びに飛びかかる
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