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ニューヨーク州都市交通局(MTA)の従業員の中には、新型コロナウイルスに感染して仕事を休んだ後、回復して職場復帰をしている人もいる。しかし、再感染の不安を抱えており、憂鬱な日々を送っている。ウォール・ストリート・ジャーナルが13日、報じた。
MTAの従業員の感染者はこれまでで8700人以上。死亡者は116人で、全てバスや地下鉄運行に関与する職員だ。MTAは、乗客をバスの後方に乗せるなど、乗客との接触を極力避ける工夫を凝らしている。今月には、地下鉄の深夜運行中止を決行して、車両の消毒や殺菌作業を行っている。
MTAのサラ・フェインバーグ局長は、「職員に対してはできる限りの対策を施している」と話している。
しかし、MTAの対応に従業員からは、「不十分」「対策が遅い」との声が上がっている。MTAは3月、従業員へのマスクの配布を拒否したこともあり、不信感が根強いという。特に、既往症を抱える職員は、復帰を遅らせるため、あらゆる休暇を費やして抵抗しているという。
労働組合は、従業員に危険の少ない職場を斡旋するため、有給休暇を増やすよう主張している。MTAの従業員、アーニタ・サイモンさんは同ウイルスに感染して3週間の病欠後、ブルックリン区でバスの運転を再開した。「再感染の恐怖は拭えない。一緒に住む家族が感染しないよう祈ることしかできない」と胸の内を明かした。

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