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ニューヨーク市では、市警察(NYPD)による逮捕者数は減少しているものの、殺人や発砲事件などの凶悪犯罪が増加している。ウォール・ストリート・ジャーナルが17日、報じた。
NYPDは、1月1日から8月9日までに、昨年同時期比39%減の8万4930人を逮捕した。一方、1月1日から8月2日までに起きた殺人事件の件数は244件で、昨年同時期比29%増。発砲事件の被害者数は、84.6%も増加し1017人。この理由を、ジョン・ジェイ刑事司法大学の非常勤講師で元NYPD副司令官のジョセフ・ポリーニさんは、軽度の犯罪であれば逮捕件数が減っても、増加する可能性があると指摘。
一方、NYPDの犯罪戦略責任者、マイケル・リペトリさんは、銃関連の逮捕者数が昨年同時期からわずかしか減少していないことを挙げ、逮捕の減少は犯罪率に影響を与えないと主張した。また、リペトリさんはNYPDが過去数年間に、軽度な犯罪では逮捕せず、凶悪犯罪に重点を置くという戦略により、意図的に逮捕件数を減らしてきたと説明。さらに今年は、新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンの影響で、交通量が減り、犯罪活動が減少したことや、4月に多くの警官が同ウイルスに感染したこと、また5月25日にミネアポリスで起きた、ジョージ・フロイトさん殺害事件を発端とした抗議デモに多くの警官が配属され、担当地域を離れたことなどを理由に挙げた。

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