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デイビッド・ディンケンズ元ニューヨーク市長(民主)が23日、マンハッタン区内の自宅で死去した。93歳だった。ウォール・ストリート・ジャーナルが24日、報じた。
ニュージャージー州トレントン市出身。ハワード大学を卒業後、ハーレムで弁護士として活躍。州下院議員、マンハッタン区長を歴任し、1989年の市長選で、黒人として初めて当選した。「人種、宗教、出身国、性的指向を問わない」全てのニューヨーカーのための市政を目指し、タイムズスクエアにウォルト・ディズニー社を誘致して再開発のきっかけをつくるなどの功績を残した。テニス愛好者として知られ、全米テニス協会とクイーンズ区にあるテニスセンターの99年リースを結んで、全米オープン・テニスを興隆させた。
しかし、犯罪が多発。90年には、殺人事件の被害者が史上最多の2245人に達した。91年には、超正統派ユダヤ人が誤って黒人の子供を車でひいたことをきっかけに、ブルックリン区クラウンハイツで暴動が発生。緊張した状態が数日続いた。93年、ルドルフ・ジュリアーニ元市長に僅差で破れ、再選を果たせなかった。政界引退後は、コロンビア大学で教鞭をとった。「社会の分断は乗り越えられると信じていた。微笑みを忘れないジェントルマンだった」とデブラシオ現市長は悼んでいる。

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