ビールでもハードリカーでもなく、飲みやすい口当たりとヘルシーなアルコールとして米国でも注目を集め始めた「SHOCHU」。その新しいカテゴリーで勢いを増す小正醸造株式会社が今回、日本の酒文化に花を添える4種類の焼酎を紹介する。
「SHOCHU」で日本酒文化を提唱
今や「SAKE」が世界に普及するなか、ここニューヨークから「SHOCHU」を更に広めようと、昨年末から4種類の焼酎を日系レストランなどに販売する小正醸造株式会社。今年2月には一般顧客を対象に、市内のレストランで日本食と焼酎のペアリング試飲会や業者向けのプロモーションイベントなどに参加し、同社が誇る芋焼酎の「小鶴 くろ」と「蔵の師魂」、麦焼酎の「Window’s MIGAKI」と「Window’s MUGI-ICHI」を紹介した。焼酎は特にウォッカのような飲みやすい口当たりで、どれもハワイでは既に広く親しまれている。品質のこだわりから確立された信頼がそのブランドをつくり上げており、ボトルも目を引くプレゼンテーションで、手に取ってもらいやすいデザインが凝らされている。
「Joy & Happiness」をモットーに、日本の酒文化を提唱すべくニューヨークを訪れた同社4代目の常務取締役の小正芳嗣氏は、「日本酒と並ぶ〝Made in Japan〟を海外で増やして、焼酎をひとつの文化として伝えたい」と語る。2月のイベントでは同社の焼酎が多くの注目を集め、日本人以外にも日本酒との違いや焼酎の魅力を披露した。その直後にはワインショップから注文が来るなど、確かな手応えを感じたという。焼酎は特に、ほかのアルコールと比べてカロリーが低く二日酔いもしにくいため、ヘルシー思考の人にも気軽に楽しめるといったメリットもあるので、成長の可能性があると分析する。「焼酎を一人でも多くの人に知ってもらう環境をつくることで現地の人に楽しんでもらって、それを生活に浸透させることができたら嬉しいですね」と夢を語った。
今後は日系だけでなく、さまざまなレストランに継続的にアプローチをしながらイベントなども合わせて企画し、海外での日本の酒文化、ならぬ〝SHOCHU界〟を更に盛り上げたいと意気込む。近い将来は、ニューヨークの地元レストランやバーでも人々が「SHOCHU」と注文する姿を至る所で見かけるようになるだろう。
レストラン一覧
KODAMA
BOZU
ICHICA BACHICA(One or eight)
SAMURAI MAMA
取り扱い店一覧
Astor Wine
Mister Wright
Chen’s Wine(ウエストチェスター)
■問い合わせ
小正醸造株式会社
www.komasa.co.jp
JFC INTERNATIONAL INC
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