日本の受験事情を紹介 – 帰国子女説明会に約220人参加

 中学受験最大手の日能研グローバル・サービス(NGS)が28日、ニューヨーク州ウエストチェスター郡に所在する慶應義塾ニューヨーク学院で帰国子女説明会を開催した。

 中学受験最大手の日能研グローバル・サービス(NGS)が28日、ニューヨーク州ウエストチェスター郡に所在する慶應義塾ニューヨーク学院で帰国子女説明会を開催した。会場には、日本に帰国後、有名私学への入学を希望する子弟を持つ駐在員を中心に約220人が訪れ、米国ではなかなか入手できない各校のカリキュラムや入試情報などについて説明を受けた。今回は関東および関西圏の私学を中心に30校以上が参加。講演会では参加各校の代表者らが昨今の日本の受験事情や傾向のほか、将来受験を見据える親子に受験対策に有効なアドバイスをした。

 また、各ブースで行われた個別相談会では実際に日本の教育現場に立つ教師らが参加者の質問に答えたほか、独自の教育理念や方針、校風などについて紹介した。さらに、当日は小学2〜6年生を対象としたNGSオープンテスト「日本のみんなと力くらべ」(国語と算数)も実施された。

 ある参加者は、「こっち(米国)にいると情報収集が難しい日本の学校についても、細かい話を直接聞けて良かった。今後の進路決定に役立てたい」と述べ、画期的なプログラムを振り返った。

 同様の帰国子女説明会は26日にアトランタで、27日にはシカゴで開催された。