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カーシェアリングが話題に 駐車困難なホーボーケンで
ハドソン川を渡ったマンハッタン区の対岸に位置するニュージャージー州ホーボーケン市では車両の駐車スペースを確保するのが非常に困難で、以前から早急な解決策の必要性が問われていた。だが、2年前からレンタカー大手ハーツが同市と提携し、市道にハーツの車両を専用駐車スペースに常駐させる試験プログラム「ストリート・カーシェアリング」を実施。駐車の心配をせずにいつでも車を利用できるとして早速、人気を呼んでいる。現在の会員数は約3000人。
ハーツの子会社であるコーナーカーズは、市内のどこからでも徒歩5分以内で利用できるよう、市内12カ所、計42台のレンタカーを市道に常駐させた。会員制のシステムで、一日料金または時間料金を払えば、いつでもサービスを利用することができる。
同プログラムで、ハーツは市道の車1台分の駐車スペースに毎月100ドルを市に支払い、市は過去2年間で10万ドルの歳入を得た。同システムは市と提携しているため、1台につき5ドルの州追加課税の免除も検討されている。契約は7月までとなっているが、市は同プログラムの継続および拡大を検討しており、今後は他のレンタカー会社の参入も期待される。
ホーボーケン市のストリート・カーシェアリングシステムは、全米で知名度の高いカーシェアリング会社ジップカーと異なり、ガレージや駐車場を使わず市道だけを使うという点で、ユニークな成功例と言える。
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