イタリア系移民が多いニューヨークを代表するB級グルメと言えば、なんと言っても〝ピッツァ〟。ニューヨーク市だけでも、99セントの激安店から窯焼きが自慢の本格店まで実に9000店のピッツェリアがあるのだとか。生地からトッピングまで好みのものを選べるイタリア風お好み焼きの可能性は無限で、どこまでも奥深い食べ物だと感じるのは筆者だけであろうか…。
足を延ばしてでも食べたい ベスト・オブ・NYピッツァ
今回ご紹介するのは、ウエストチェスターはスカースデールにあるイタリアンレストラン「ザザ」。18年来のビジネスパートナーであるナポリ出身のネロさんとアンナさんが提供するメニューはどれも〝新鮮さ〟と〝本格志向〟を追求したものばかり。なかでも、大きな窯で焼き上げた自家製ピッツァは、米紙USAトゥデイやニューヨーク・タイムズなどのフード評論家らが「ベスト・オブ・NYピッツァ」と絶賛するほどで、ニューヨーク市から足を延ばしてでも試す価値がある。
同店自慢のピッツァの秘訣は、店内に足を踏み入れたとたんに目を引く大きな石焼き窯。ナポリピッツァに欠かせない本場イタリアの窯ブランド、アクント・マリオ社のものを利用しており、超高温で一気に焼き上げるため、素材の旨味が凝縮したピッツァが実現する。
自慢の窯で焼くピッツァは絶品
メニューの種類も豊富だが、ぜひ試していただきたいのが魚介がたっぷりのった裏メニュー「シーフードピッツァ」。シンクラストにほんのりガーリックとあっさりトマトベースで仕立てた一品は、日本人の好みにも良く合う。イタリア産白ワインと共に味わいたい。
「シーフードピッツァ」
本場ナポリの 家庭料理を堪能
ここまでピッツァについて掘り下げてきたが、パスタからソースまですべて手作りにこだわる同店にはまだまだ必食メニューが多数ある。
もちもち食感が病み付きになる「ニョッキ・ソレンティーノ」は、トマトとモッツァレラチーズを絡めただけのシンプルなものだからこそ、職人の技が光る。また、レモンと白ワインを使った風味豊かなリゾット「ガンベローニ・ザザ」は、同店でしか味わえない珠玉の一品だ。
「ガンベローニ・ザザ」(手前)と 「ニョッキ・ソレンティーノ」
そして特筆すべきは、石焼窯の高温を利用しわずか1分で焼き上げる異色ハンバーガー。これだけを食べに、はるばる遠方から訪れる人も多いのだとか。アンガスビーフ100%使用のハンバーグと、フライドオニオン、パンチェッタ、ゴルゴンゾーラとスモークモッツァレラをなんとピッツァクラストで包んでしまったという同店オリジナルレシピ「ガスト」は、珍しいプレゼンテーションはさることながら、そのサイズと美味には圧倒される。ブラックペッパーコーン、バローロレッドワイン、マリナラの3種類から、お好みのソースを直接かけて豪快に食らいたい。
一度は絶対に試したいハンバーガー「ガスト」
「ニューヨークには本格派を唱うイタリアンレストランは無数にあるけど、本場のナポリ料理を食べたいなら一度当店に来てください」と話すネロさん。本当は誰にも教えたくないスカースデールの名店—。自称イタリア通の人にこそ試していただきたい。
■問い合わせ
◎ZaZa
753 Central Park Ave, Scarsdale, NY
914-472-4005 ※デリバリーあり
www.zaza914.com
月:4pm〜10pm
火〜木:11:30am〜10pm
金・土:11:30〜11pm
日:12am〜9:30pm
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