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6月のニューヨーク市の平均家賃は過去最高となる3017ドル(スタテン島を除く)に達し、全国平均の1062ドルの約3倍の水準まで高騰していることが分かった。また、マンハッタン区の空室率が極端に低いことから、ブルックリン区とクイーンズ区で部屋を探す人が急激に増えており、全体的な家賃の上昇につながっている。
販売価格も高騰しており、ブルックリン区の今月の中間販売価格は過去10年で最も高い55万ドルだった。これは昨年同時期と比較して15.3%増となる。またクイーンズ区でも中間販売価格の上昇傾向は変わらず、前年同時期と比べ9.9%増の39万ドルだった。
専門家によれば、ブルックリン区やクイーンズ区の中でもマンハッタン区に近いエリアでは、さまざまな設備を備えた高級コンドミニアムが続々と建設されているという。
大手不動産コーコランのブルックリン区担当幹部によれば、最近実施したオープンハウスにはアパートの一室を見学するために昨年の10倍となる300人もの人が集まったという。また、別の専門家はブルックリン区の住宅市場について、「マンハッタン区より家賃が安いから選ばれるというよりも、独自のマーケットとして確立されつつある」と分析している。
さらにブルックリン区の人気の影響はクイーンズ区にも波及し、より手ごろな家賃を求める人々が同区に流れ込みつつあるという。
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