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昨年2月にフロリダ州で発生した黒人少年射殺事件で無罪評決を受けたジョージ・ジマーマン元被告とその家族のもとに、膨大な数の殺害脅迫が送られていることが分かった。
元被告の両親であるロバート・ジマーマンさんとグラディスさんはABCニュースのインタビューで、「私たちだけでなく、息子の弁護士や、調査に当たったサンフォード市警察庁長官にも大量の殺人予告が送られてきている」と明かした。
裁判では争点にはならなかったものの、元被告が発砲に至った経緯には被害少年に対する人種差別があったとする見方もあり、正当防衛による無罪が確定した13日以降は、この評決を不服とする市民らによるデモが全米で行われている。
父親のロバートさんはインタビューの中で、妻のグラディスさん自身もマイノリティー人種のペルー移民であることに触れ、「息子が人種差別をすることはありえない。被害少年が黒人であることは事件とは関係がなかったと思う」と語った。
元被告の弁護士であるマーク・オマラさんはこの前日、事件で用いられた拳銃がジマーマン元被告に返却される可能性があることについて、「彼を不当に憎む人が数多くいる今、拳銃を所持すべき必要がさらに高まった」と説明している。また、元被告の今後については、「仕事を見つけるのは非常に困難だろう。依頼者は社会ののけ者になっている」と懸念している。
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