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ニューヨーク州都市交通局(MTA)は24日、向こう4年間の財政計画案を発表し、2015年と17年の2度にわたり、地下鉄の運賃などを値上げする考えであることを明らかにした。
MTA最高財務担当者のロバート・フォラン氏は発表に際し、福利厚生および負債返済などのコスト増加により、地下鉄やバスの運賃および橋やトンネルの通行料を、総額で2015年に4億240万ドル、17年に5億200万ドル値上げする必要性が出てきたと説明した。
具体的な運賃は発表されていないが、値上げ総額をもとにした試算によると毎回7.5%ずつの増額となり、30日乗り放題のメトロカードは15年に約120ドル、17年には約129ドルとなる見通し。
一方、MTAはサービスの増強も計画しており、地下鉄2路線と複数のバス路線、およびロングアイランド鉄道(LIRR)で運行拡大を実施する旨を発表した。
支出面ではこのほかにも、災害保険予算の大幅拡大を予定しているほか、地下鉄7番線の拡張には2017年度の年間予算1億900万ドルを投入するという。
MTAは過去数年にわたり経費削減を実施しており、これまで年間およそ8億ドルの節減を達成している。今回発表された計画では、17年の削減目標として13億ドルを掲げている。
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