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マンハッタン区以外のタクシーサービスを強化する目的で導入された「アウターボロータクシー(通称グリーンキャブ)」の最初の3台が、12日より営業を開始した。
イエローキャブと差別化を図るため車体をアップルグリーンに統一したこのタクシーは、マンハッタン区北部と、周辺の空港を除く4つの行政区(ボロー)で客を拾い、送迎することが許可されている。
タクシー・リムジン委員会のデビッド・ヤスキー氏は、「以前はブルックリン区やブロンクス区、マンハッタン北部でタクシーを拾おうとすると、流し営業を許可されていないハイヤーなどの違法タクシーを捕まえるしかなかった」が、「今後はイエローキャブと同様に市公認となったこのグリーンキャブをぜひ利用してほしい」との声明を発表した。
またグリーンキャブの記念すべき第1号車の運転手は、「地元ブロンクスとワシントンハイツで、住民のために営業ができることが何よりうれしい」と話している。
同委員会では、現在1300件の営業許可証が発行されており、今後3年で1万8000件を目指す。
グリーンキャブに関しては、営業に支障が出るとしてイエローキャブ側が営業免許証の発行の差し止めを訴えていたが、6月にニューヨーク州控訴裁判所がこれを棄却、今回ようやく営業開始にこぎつけた。
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