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岩手県は、東日本大震災に際し米国から受けた復興支援に対する謝意と今後の取り組みについての展望を伝える目的で26日、マンハッタン区のジャパン・ソサエティーで「トモダチでありがとう」と題した復興報告会とレセプションを開いた。
達増拓也知事はあいさつで、「世界から日本に対して数えきれないほどのお見舞いと励ましがあった」と述べ、特に米国からは米軍が実施した被災地支援活動「トモダチ作戦」をはじめ、経済的にも精神的にも支えられたことを受け、言葉の壁を超えた日米の絆をあらためて実感することができたと強調した。
また今後の再生計画については「地域に根ざした復興」と「開かれた復興」を軸に、各自治体が主体となって行っていく意向を表明した。
米国国務省海外担当のドリュー・シャフレットスキー氏はあいさつで、「米国にとって日本は良きパートナー。今後も復興支援に尽力する」と誓ったほか、「日本には『七転び八起き』という言葉があるが、みなさんはまさにそれを成し遂げた」と述べ、日本の再生を確信していると話した。
この日参加した女性は、「最近、米国の市民権を獲得したが、心はいつでも日本にある。祖国の発展を忘れたことはない。1日も早い復興を祈っている」と目に涙を浮かべながら話した。
震災後、被災地を周りライブ活動を続けている歌手の八神純子氏による特別パフォーマンスのほか、復興報告会後にはレセプションが行われ、岩手県の特産物であるいわて牛や日本酒が振る舞われた。
また27日には総領事公邸で、岩手県二戸市の名産物を紹介する特別イベントも開催された。
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