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ニューヨーク州検事当局は23日、「イェルプ」や「グーグル・ローカル」などのインターネットの大手口コミサイトに、偽のレビューを書き込む違法サービスを提供していた業者19社を摘発したことを明らかにした。業者らには合計35万ドルの罰金が科せられる。
検事当局は今回の捜査のため、「ブルックリン区に開店したヨーグルト店」を名乗り、イェルプなどの人気サイトに好意的なレビューを投稿する「やらせレビュー」執筆者を募集した。これに対し複数の投稿サービス会社から申し出があり、摘発につながったという。
これらの業者は、フィリピンやバングラデシュなどの開発途上国に住むフリーランスのライターなどに、レビュー1件につき1ドルなどといった破格の報酬で執筆を依頼していたという。
また摘発された業者の中には、家族経営のバス会社やレーザー脱毛業者、アダルト娯楽業者などが含まれていた。
イェルプの株価はこれを受け、9%と大幅に下落したが、同社広報は「今回の摘発のおかげで、当社のコンテンツの信用度が守られる。今後も司法当局に協力すると同時に、同社としてもやらせ対策に取り組んでいく」とコメントし、捜査を歓迎する姿勢を強調している。
口コミサイトに関する一連の調査では、ニューヨーク市内のスパやナイトクラブなどが、「クレイグスリスト」などのインターネット掲示板を利用して、やらせレビュー執筆者を募っていたことも分かっている。
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