2013年9月27日 NEWS

メトロノース鉄道、停電で運行を大幅削減 修復に数週間か

 ニューヨーク州とコネチカット州をつなぐメトロノース鉄道は26日、前日に発生した停電の影響により各線で運休が相次ぎ、通勤・通学客らの足に大きな乱れが出た。停電はニューヨーク州郊外の駅で電圧調整器が故障した影響によるもので、電気供給会社のコンソリデーテッド・エジソンは、修復には2〜3週間を要する見込みとしている。
 特に、もっとも利用客が多いとされるニューヘイブン線は全面運休となり、同線を通勤・通学に利用する多くの乗客らが車での移動を余儀なくされたため、ニューヨーク州郊外では大規模な渋滞が発生した。
 これを受け、コネチカット州のダン・マロイ知事は25日夕方、記者会見を開き、長期的な交通手段の乱れに備えるよう州民に注意を促した。
 メトロノースは26日の運行状況について、通常の33%程度の対応が可能とし、乗客に移動を控えるか、代替の交通手段を用いるよう呼び掛けた。
 乗客からは「いつもは30分の通勤が1時間もかかった」「明日からは、在宅勤務に切り替える」といった声が聞かれた。
 また、大手鉄道会社アムトラックでもこの停電の影響で、ニューヨークとボストン間の運行本数を減らすことを決定した。

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