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米国の航空会社が機内で乗客に提供している飲料水のうち、全体の約12%が大腸菌検査の結果で陽性となっていたことが、米国環境保護庁(EPA)の調査により明らかとなった。これは、米大手テレビ局のNBCがEPAから取得した2012年のデータをもとに調べたもの。
EPAは04年から旅客機内の水質調査に乗り出し、同年の調査では全体の15%に当たる旅客機で、大腸菌陽性の飲料水が乗客に提供されていたことが明らかとなっていた。
今回のデータ公開では、旅客機内の水質が9年前からほとんど改善していないことが明白となった格好だ。EPAでは各航空会社に対し、飲料水の大腸菌検査を毎年行うよう義務付けている。
専門家によれば、大腸菌が生息する水を飲んでも必ずしも食中毒などの影響が出るわけではない。だが、大腸菌が検出される飲料水には他の有害な細菌も含まれる可能性が高いため、水質調査の基準となることが多いという。
EPA水質保護部門の責任者は「旅客機の飲料水から、高い割合で大腸菌が検出されていることは事実。各航空会社の今後の改善努力に期待したい」とコメントしている。
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