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全米の4年生と8年生を対象に行われる学力評価テスト(NAEP)の結果が7日発表され、ニュージャージー州は英語読解力、数学ともにトップランクの成績であったことが分かった。しかし人種と家庭の所得により大きな学力差があることも判明し、その解消が今後の課題となっている。
NAEPとは全米で2年ごとに行われる学力評価テストで、その結果は地域別、州別に発表される。同州は8年生の読解力が全米トップとなったほか、数学は2位、4年生の読解力も2位、算数が4位であった。
このテストでは点数により学力到達度を「不可」「可」「優良」の3つのレベルで表し、生徒が「可」レベルに達するのを目標としている。ニュージャージー州は総合成績としてはトップランクとなったものの、「可」と「優良」レベルとされたのは全生徒の42%〜49%にとどまった。
これは人種間の点数差が大きいためで、例えば8年生の数学では、黒人の生徒は白人の生徒より29点、ヒスパニック系の生徒は白人の生徒より20点、それぞれ平均点が低かった。また4年生の読解力でも、同様の点差が見られた。
ただし今回のテストでは、同州とロードアイランド州のみ、黒人生徒と白人生徒の数学の点数差が前回より減少していた。
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