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ニューヨーク州都市交通局(MTA)は13日、今後2年間の地下鉄とバスの運賃値上げについて、予想よりも低い金額になるという見通しを明らかにした。
MTAは昨年、ハリケーン「サンディ」の襲来により、システムに約50億ドルの損害を受けた後、大規模な経費削減を断行し、営業収入増を達成。この結果、2015年から17年の運賃値上げ率を、計画されていた7.5%から4%に引き下げることが可能になった。
MTAのトーマス・F・プレンデルガスト総裁はこれについて、「顧客への金銭的な負担を最小限にとどめるべく、コスト削減を常に実施している。財政計画でも示したとおり、この試みは成功を収めている」と説明している。
ことし3月、MTAは地下鉄とバスの基本運賃を2.50ドルに、1カ月乗り放題のメトロカードを112ドルにそれぞれ値上げしている。
ロバート・フォランCFOが12日に発表した予算案によれば、値上げ率の縮小により収益はこれまでの予測よりも9億500万ドル低くなるが、内部のコスト削減により対応する予定だという。
同予算案の決議は、12月に行われる。
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