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ニューヨーク市の地下鉄利用者を対象とした調査で、13%もの駅構内でネズミが頻繁に目撃されていることが分かった。特にブロンクス区では21%と割合がもっとも高く、続いてブルックリン区で15%、クイーンズ区で13%、マンハッタン区で10%だった。
調査はニューヨーク市の交通調査団体、Straphangers Campaignが実施したもので、20人のスタッフが市内にある862のすべてのプラットフォームを訪れ、地下鉄の利用者にネズミの目撃情報について調べた。
ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、「地下鉄駅構内のネズミが増加しているのではないか」とする同調査団体の指摘に対し、「増加を示すデータは出ていない。ゴミを隔離するなどして、ネズミ対策に尽力している」と釈明している。
同調査団体は今回、壁や床の劣化などについても調査を実施。その結果、落書きが目立った駅は32%、タイルの剥がれは26%、床の損傷は39%に上った。また、駅構内における水漏れや照明の故障なども多数確認された。
内装の劣化についてMTAは、「指摘はほぼすべてが外見に関するもので、サービスの向上と乗客の安全にはほとんど無関係である」と反論している。
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