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日本を代表するヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんが5日、自身2度目となるニューヨーク単独公演をマンハッタン区のタウンホールで開催した。今回は和楽器を盛り込んだ楽曲を中心に披露、“NIPPON”の誇る魂を音楽に込めて、ニューヨークへ発信した。
同氏の新アルバム「JAPONISM」を引っ提げて行われた今公演「Taro Hakase World Tour 2013 JAPONISM」はニューヨークのほか、ソウル、ロンドン、ケルンで行われる。
この日は「情熱大陸」や「ひまわり」を含む全16曲を演奏した。
国土交通省観光庁から依頼を受け、日本への観光誘致のテーマソングとして作った「MATSURI」や「HANA」は、雅楽や三味線、尺八などの和楽器を取り入れるという大胆さだが、西洋と和のテイストが絶妙に調和し、見事な葉加瀬ワールドを演出、観客を驚かせた。
また公演終盤には、サックスやドラムによる派手なパフォーマンスで魅せたほか、ラストの「情熱大陸」ではパフォーマーが壇上に上がり、ジュリアナ東京を彷彿させる色とりどりの「はかせんす」を手に腰を振る演出も。会場の盛り上がりは最高潮に達し、会場を埋め尽くす1400人がオールスタンディングとなる場面もあった。
公演後のインタビューで葉加瀬さんは、「そうそうたるメンバーの写真が並ぶ歴史あるこのタウンホールで、せんすなんか振って良いのかな?と思ったけど、思い切り振らせていただきました」と笑顔。「とにかく楽しかった。お客さんの温かい応援がとても嬉しかった。イキイキとできました」と目を輝かせた。
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