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ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長は10日、マンハッタン区ハーレム地区の95ブロックで、無料Wi-Fiサービスの提供を開始すると発表した。民間の寄付により実現した今回の試みは最低でも5年間、ハーレム在住の8万人の住民や観光客に無料でサービスを提供するというもので、屋外Wi-Fiネットワークとしては国内最大となる。
今回対象となるのは、西はフレデリック・ダグラス・ブルバードから東はマディソン街までの地域で、第1期は110丁目〜120丁目までが今月中に使用可能となる。
その後、サービス提供地域は2期に分けて北へ延び、来年5月には138丁目まで広がる予定。
ブルームバーグ市長は「ニューヨーク市を全米一のデジタル都市にするという目標に向かって、また大きく前進した」と今回のプロジェクト開始を祝った。さらに、今月末で市長の座から退いた後も、無料Wi-Fi提供プログラムを後押ししていく意向を表明した。
今回のプロジェクトのため総額200万ドルを市に寄付したのは、投資会社を経営するグレン・ファーマン夫妻。夫妻は検索エンジンサイト大手グーグルがチェルシー地区において無料Wi-Fiサービスを提供したことを受け、「より広域でサービスを拡張させたい」という思いで、今回の寄付を決断した。
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