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ニュージャージー州の2011年の住宅保険に関するデータがこのほど発表され、全国平均と比べて州内の保険料上昇率は小さかったことが分かった。
全米保険監督官協会の調査によれば、2011年の同州の住宅保険料は年間平均910ドルで、10年の867ドルから5.5%の上昇となった。
これに対し、全国平均は前年比7.5%増の978ドルで、平均価格、上昇率共にニュージャージー州を大きく上回った。
同州金融保険局の広報はこの傾向について、「住宅価格が高いニュージャージー州の州民にとって、とても良い知らせだ。住宅保険市場が安定した状態にあり、競争により手頃な保険料が保たれていることが分かる」とコメントした。
同州は11年、ハリケーン「アイリーン」や吹雪など、相次ぐ自然災害に見舞われ、住宅保険業界は大きな損失を出していた。
また住宅保険の専門家は、「同州の住宅市場は多様性があり、安定している。これに加え、消費者の購買力が保険料の上昇を抑えている」と分析。大型ハリケーン「サンディ」の被害が著しかった12年についても、「大幅な保険料の上昇はみられないだろう」と予想している。
保険料の上昇率が特に高かったのは、フロリダ、ルイジアナ、テキサスの3州だった。
同州は、健康保険と自動車保険の保険料が全国でもっとも高い州のひとつとしても知られている。
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