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2013年最終四半期のマンハッタン区内のアパート売上戸数が、前期比30%増と急増していたことが分かった。
住宅ローン利率の上昇などから、景気低迷をよそに購入を急ぐ消費者が多かったものと見られ、住宅在庫の減少は過去最低規模となっている。
特に年末の追い上げが顕著で、不動産大手のダグラス・エリーマン・リアルエステートでは、昨年12月のニューヨーク市内での売上戸数が過去最多となる3297戸に上った。一方で、在庫物件は14年間でもっとも少ない4164戸だった。
13年全体では、ニューヨーク市内のコンドミニアムの平均売上価格が132万ドルに達し、前年比14.3%増となったほか、売り上げの大部分を占めるコープの平均価格は前年比4.6%増の68万ドルだった。
多くの専門家が、住宅ローンの利率上昇と住宅在庫の減少により、年末に購入を決断する人が多かったことが売上戸数の急増につながったと分析しているようだ。
ただし、不動産の査定とコンサルティングを行っている同市のミラー・サミュエル社のミラ社長は「14年も上向き傾向は続くものの、伸び率は一桁台に留まる見込みが強い」との見解を示し、「昨年の購買活動の活発化は長期的なものではなく、あくまで例外的な動きとして捉えるべき」と指摘している。
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