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ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事とニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は4日、州都オールバニ市で主張の相反する集会にそれぞれ出席し、税制と教育制度改革に関する両者の意見の相異が改めて浮き彫りとなった。
デ・ブラシオ市長は、かねてより主張している富裕層への増税案と幼児教育の普及政策に関する労働組合員と市議会議員の集会に出席した。
一方、増税案への反対を明らかにしているクオモ知事は、チャータースクールに関するデ・ブラシオ市長の政策に対する反対集会に参加した。
市長はことし1月の就任後から、市内のチャータースクールの資金削減計画に加え、チャータースクールによる公立学校の校舎利用を制限する計画を進めている。
知事は集会で、市長の計画に反対する約1万1000人のチャータースクールの生徒や教員、保護者らを前に演説し、「きょうは、我々はみなさんの味方であることを伝えに来た」と述べた。
今回、知事と市長が参加したイベントの会場は、およそ1キロ程度しか離れていなかった。
ことし11月の選挙で再選を狙うクオモ知事は、増税案に反対するニューヨーク市の富裕層の支持拡大を睨み、デ・ブラシオ市長との意見の相異を強調したい考えだ。
そのため、以前から決まっていた同市長のイベント出席に合わせて、反対集会への参加を決めたものと見られている。
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