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ニューヨーク州都市交通局(MTA)がこのほど発表した最新の統計によると、2013年度の地下鉄利用者は17億人で、過去65年間で最多となったことが分かった。同数値は前年比3.2%増で、5300万人増加したこととなる。
行政区別にみると、ブルックリン区の利用者数の伸びがもっとも大きく、前年比4.4%増となった。これは同区の人口増加や、バークレイズセンターで開催されたさまざまなイベントがきっかけとなったとみられる。マンハッタン区は3.1%増だった。
また路線別にみると、昨今若者を中心に人気が高まっているブルックリン区とマンハッタン区を結ぶL線の利用者がもっとも増加した。同線は前年比5.3%増で、平日の利用者は1日当たり6000人増えたこととなる。
そのほか、いずれもブルックリン区内を運行するG線とF線もそれぞれ4%ずつ増加した。
こうしたことから、MTAでは今年度の運行計画で、特に前記3線の運行本数を増加する計画を立てている。
今回の統計では、週末の利用者数が前年比2.5%増となり、平日の1.6%増を大きく上回ったことも判明。これは深夜の利用者の増加と共に、地下鉄の需要が平日の通勤時以外にも広がっていることを示している。
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