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米中枢同時テロを後世に伝えるため、事件現場となったロウワーマンハッタンの世界貿易センター(WTC)跡地に建設していた「9・11記念博物館」が14日までに完成。21日の一般公開に先掛け、13日にはシンポジウムが開催された。
集まったコミュニティの指導者、開発業者や専門家らは、12年以上にわたる年月をかけ、試行錯誤しながら進められてきたWTCの復興過程について語り合った。また討論会に先立ち、「16エーカーズ」と題したドキュメンタリー映画も上映された。
討論会に参加したパネリストの1人で、建築評論家のフィリップ・ノベル氏は「この施設を訪問した人はWTCの歴史を体験できるだけでなく、全く新しい環境を享受できるだろう」と語っている。
16日にはメモリアルプラザを取り囲んだフェンスが取り払われ、誰でも自由に出入りできるようになった。WTC2番館および3番館は現在も建設が進められており、オープンまであと数年を要するという。
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