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ニューヨーク州のエリック・シュナイダーマン司法長官は13日、ニューヨーク州都市交通局(MTA)所属の警官がヘロインの過剰摂取で苦しむ人に対応するため、麻薬拮抗剤ナロキソン(naloxone)のキットの携帯を近く開始することになると発表した。
これは「コミュニティ・オーバードース・プリベンション」として州全体で推進しているプログラムで、今回はMTA警官670人全員に、拮抗剤充填済みの注射器2本と吸入器2個が入ったキットが配付される。各警官は緊急時に対応するほか、州や地域の警官らに対応法を広める役割も期待されている。
ナロキソンは、ヘロインの過剰摂取により呼吸困難となった人に投与すると、麻薬作用に拮抗して瞬時に呼吸を回復させる効果がある。ことし4月に始動した同プログラムの総予算は500万ドル。ヘロインの過剰摂取による死亡を食い止めることが目的だ。
MTA警官は、ロングアイランド・レイルロード、メトロノース鉄道、スタテン島アイランド・レイルウェーの各路線に乗り込み巡回しているが、各線が通る地域のうちロングアイランドとスタテン島では近年、薬物中毒の問題が深刻化している。ロングアイランドのサフォーク郡では、2012年より同様のプログラムをすでに開始しており、昨年は563人の命を救ったと報告している。
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