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2001年に発生した米中枢同時テロの現場のひとつとなったニューヨーク世界貿易センター(WTC)跡地に建設されていた9.11記念博物館が、21日より一般公開されている。
総工費7億ドル以上に達した同博物館は、犠牲者を追悼するとともに、この惨事を後世へと語り伝えることを目的に建設。9.11追悼団体主導のもと、多くの個人・団体からの寄付により実現した。
当初は、テロ発生から10年の節目に当たる2010年9月にオープン予定だったが、資金不足や12年の大型ハリケーン「サンディ」などの影響で工事が遅れた。
博物館内の壁は数千人の犠牲者の写真で埋められているほか、脱出に使われた「命の非常階段」が展示されるなど、同事件に関わる重要な資料が多数並べられている。
入場料は一般が24ドルで、犠牲者の家族や救急隊などは無料となっている。
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