
ニューヨーク市検察当局は18日午後3時ごろ、同級生の男子生徒(14歳)を刺殺したとして、ブロンクス区の中学校I.S.117に通うノエル・エステベズ被告(14歳)を殺人罪で起訴した。被告の友人や隣人などの証言から、エステベズ被告は数カ月前から、被害者の少年やそのグループの男子生徒らからいじめを受けていたことが判明している。
ニューヨーク市警察庁(NYPD)の調べによると、エステベズ被告は同じ中学に通うティモシー・クランプさんと校舎のすぐ外で口論になり、持っていた刃物でクランプさんの腹部を複数回刺し、殺害した疑い。被告は未成年であるが成人扱いとされ、第2級謀殺および故殺の罪で起訴された。
ニューヨーク州教育省によると、現場からは犯行に使われたとみられる刃物が発見されたという。
エステベズ被告が以前、殺害されたクランプさんから金品を奪われた可能性があるとしながらも、2人が口論になった実際の原因については現時点では不明。事件の前日にエステベズ被告が「やらなければ自分がやられる」と漏らしていたとの証言もあるようだ。また被告の弁護人によると、被告は犯行の動機について「(クランプさんが)こぶしで何度も殴ってくるからやり返した」と話しているという。
だが、生前のクランプさんを知る人の証言によると、いじめに参加していた事実はあるが、問題を起こすようなタイプではなかったという。
エステベズ被告と家族ぐるみで付き合っていたミラグロス・アローヨさんによると、被告はいじめに深刻に悩んでいたため精神科医に診てもらっていたほか、先月には自殺未遂を起こしていた。
被告が通っていた学校の対応に問題があったと指摘する声もある。息子のいじめを察した被告の母親は何度も学校や行政区に対応を求めていたが、双方とも何の対応もしなかったとされる。
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