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ニューヨーク州立法議会は20日、医療用大麻を合法化する法案を承認した。同日早朝に下院議会は同法案を117対13で可決、続いて上院議会でも承認された。これで医療大麻を認めるのは、全米で23州となる。
同法案が承認されたことにより、てんかんやエイズ、筋萎縮性側索硬化症など少なくとも10の病状に州保険局の許可のもと、医師が大麻を処方できるようになったため、対象の疾患数は今後増えていくことが予測される。
植物として販売することや、嗜好用としてたばこのように吸引することは引き続き禁止されるが、吸入器の使用およびCBDオイルとしての摂取は認められる。
ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、大麻の吸引を合法化することに対し法案の交渉開始当初は反対していたが、先日、上下両議会で法案が通過した場合は、署名する意向を表明した。発案者であるダイアン・サビーノ上院議員は「患者のニーズにいち早く対応するためには妥協が必要。大麻を吸引するケースはどちらにせよ稀」とコメントしている。
また一方で、同法案は医療用大麻のコストを保険会社がカバーすることを義務付けるものではない。処方を受ける患者には登録者カードの携帯が義務付けられ、一度の処方量も最大30日分までなど、厳しく管理される。処方された医療用大麻を第三者に販売した場合は、軽犯罪扱いとなる。
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