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ニューヨーク市保健精神衛生局は14日、西ナイルウイルスに感染した蚊が、今夏初めて市内で見つかったと発表した。クイーンズ区ダグラストンとカレッジポイント、およびスタテン島のオールドタウンで確認されているが、人への感染は報告されていないという。
同局長のメリー・バセット氏は予防対策として、①蚊の幼虫が生息する水たまりなどをなくし、蚊の繁殖を抑える②防虫剤の使用③夜明けや夕暮れ時に外出する際には、腕や足を覆う衣類を着用すること、また家庭でも同様の対策が必要−としている。さらに51歳以上の人が感染した場合は重い病気に発展する確率が高いため、特に注意するよう呼び掛けている。
同局は今週末、市の湿地帯に幼虫駆除剤を噴霧する予定。
西ナイル熱を発症すると、神経系の疾患、またはインフルエンザのような頭痛、発熱、倦怠感、脱力感、発疹などの深刻な合併症を引き起こす可能性がある。このような症状が見られた場合、直ちに医師による診察を受けることが勧められる。
市では2012年、41人がウイルスに感染し、6人が死亡している。13年には感染者は10人に減り、死亡者はなかった。全国的には12年に5700人が感染し、286人という記録的な死者を出した。13年は感染者が2500人に減少、死者は119人だった。
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