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ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は19日、年収5万ドル以下の約7100人の大学卒業者の学生ローンを、州が最初の2年間負担するという法案について発表した。
同州では、毎年19万9000人が2年生または4年制の大学を卒業するが、平均2万7000ドル以上の学生ローンを抱えているという。2万ドルの学生ローンを抱えた年収3万5000ドルの卒業生の場合、通常、10年間の学生ローンで返済額は年間2554ドルとなるが、連邦制度を利用するとこれがおよそ半分の1225ドルに削減され、州の同プログラムを利用すれば最初の2年間は無料となる。
州による学生ローンの負担は、6カ月の猶予期間後に開始されるという。4170万ドルをかけて行われる予定の同プログラム「Get On Your Feet Loan Forgiveness Program」を利用できるのは、2015年以降に同州の大学を卒業し、卒業後も同州に居住する者で、連邦政府が収入に応じて学生ローンの支払い額を軽減するために行っている「Pay as You Earn Program」に加入していることが条件となる。
完全な実行は19年〜20年の学期からで、その際には年間2万4000人以上の大学卒業生が制度を受けることができるようになるという。法案を成立させるためには、州議会の承認が必要とされる。
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